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「削る治療」から「削らない治療」へ
虫歯や歯周病は、細菌感染症であることをご存知でしょうか?
細菌感染の原因となるのは、細菌の塊である歯垢(プラーク)です。
プラーク僅か1mgの中には、なんと1億個以上の細菌が棲み着いていると言われています。
この細菌は、甘い飲み物や磨き残しの食べかすに含まれる糖分を栄養として酸を出し、歯の表面のエナメル質や、歯を支える歯槽骨を溶かしていきます。これが虫歯や歯周病です。
日常のケアを怠り、プラークをお口の中に溜めてしまうと、虫歯や歯周病になりやすい口腔内環境となってしまいます。
つまり、お口の中にプラークを溜めない、溜まってしまっても定期的に除去することにより、虫歯や歯周病を効果的に防ぐことが出来ます。
このように、口腔内をキレイに保ち、虫歯や歯周病を未然に防いで口腔内の健康を守る治療のことを「虫歯の予防」と言います。
余市郡余市町のてらデンタルクリニックは、虫歯の予防に力を入れておりますので、虫歯や歯周病になってしまう前に、歯科医院で定期的に検診を受けましょう。
Basic
虫歯の予防の基本
基本は「プラークコントロール」です
近年の統計によると、毎日きちんと歯を磨く人の割合は95%となっています。
ほぼ全員の人が毎日歯を磨いていることになりますが、90%以上の人が虫歯になるという数字が出ています。
さらに、日本人の成人のうち80%が歯周病にかかっていると言われています。
この数字から分かるように、自分自身の歯磨きだけでお口の中をすみずみまでキレイにするのは、とても困難なことなのです。
結果として磨き残しが発生し、それがプラークとなってしまいます。
歯周病が発生するメカニズムについて
お口の中はどうやって不衛生になっていくのでしょう?歯ブラシが届きにくい部分や磨きにくい部分、特に歯と歯の隙間や奥歯の裏側などは、どうしても磨き残しが出てしまいます。
磨き残しは蓄積されて歯垢(プラーク)となり、プラークは血液や唾液からカルシウムを取り込んで「歯石」と呼ばれる固い物体となります。
歯にこびりついた歯石の上にさらにプラークが重なって、それが歯石となり、その上にまた…という悪い循環が発生することによって、お口の中はどんどん不衛生になっていきます。先述したように、プラーク1mgの中には1億個以上の細菌が棲み着いていると言われています。
この細菌は、食べ物や飲み物に含まれる糖分を栄養にして、酸を出します。(甘い食べ物や飲み物が歯に悪いと言われる所以です)
この酸が、歯の表面のエナメル質や、歯を支えている歯槽骨をどんどん溶かしていくのです。これが虫歯や歯周病が発生するメカニズムです。
お口の健康を守り、自分の歯を一生使い続けるためには、虫歯の予防を積極的に利用して定期的に口腔内クリーニングを受けることで、この悪循環を断ち切る必要があります。
虫歯や歯周病は伝染するのをご存知ですか?
細菌感染症である虫歯や歯周病は、他人に伝染します。生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には、虫歯菌や歯周病菌は存在しません。
虫歯菌や歯周病菌は、お箸やスプーンの使い回しなどにより菌が移動することで、周りにいる大人から赤ちゃんに感染してしまうことがほとんどです。
小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、まず大人が虫歯や歯周病を速やかに治療することがとても大事なのがお分かり頂けると思います。
Cleaning
PMTCによるお口のクリーニング
「PMTC」とは、「プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング」の略で、「プロが専用機器を使用して行う歯のクリーニング」という意味です。
口腔内の隅々までをクリーニングすることで、プラーク・歯石・着色汚れだけではなく、歯周ポケット内にある細菌の棲家であるバイオフィルムまでをキレイに取り除くことが出来ます。
その生活習慣、大丈夫ですか?
食事の摂り方、おやつの食べ方、歯を磨くタイミングなど、生活習慣もお口の健康に大きな影響を持っています。
また、歯磨きもただやると良いという訳ではなく、効率の良い方法があります。
甘いジュース類を飲んだ後にうがいをしていますか?
甘いお菓子やスナック類をだらだらと食べ続けていませんか?
朝に磨けばいいからと、夜寝る前の歯磨きをサボったりしていませんか?
少しの工夫で虫歯や歯周病にかかりにくい生活習慣を身に付けることが出来ます。
当院では、患者様の生活習慣をヒアリングしてアドバイスすることを実施しておりますので、自分の生活習慣での疑問点や不安なことがございましたら、どうぞお気軽にご質問・ご相談ください。